常圧蒸留ユニットにおける熱交換器の汚れは加熱炉の燃料コストを高め、汚れによる流路閉塞は差圧となって清掃のためのプラント操業計画外停止に関わる非常に大きな課題です。EC3497Aは原油などのプロセス流体に添加され、汚れを分散させることで熱交換器への汚れの堆積を抑制し、差圧上昇の緩和や熱交換器での熱回収を最大化することでプラントの安定操業と省エネ運転に貢献しています。また本プログラムでは製品だけでなく、原油安定度指数などから添加濃度を可変的に調整することで、お客様の投資対効果の最大化にも努めています。
加熱炉の省エネ運転は燃料コスト削減だけでなく、石油精製プラントの排出CO₂削減にも寄与しており、これは石油精製企業のESG目標達成やカーボンニュートラル実現にも貢献しています。