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TECHNOLOGY
技術紹介

冷却水用アプリケーション

工場の冷却設備やビルなどの空調設備を経済的かつ安定して運転するためには冷却水の最適な処理が必要不可欠です。片山ナルコの冷却水用アプリケーションは、冷却水処理薬剤とシミュレーターやオートメーションデバイスを用いて、冷却水系の三大障害である腐食・スケール・スライムを未然に防止します。薬剤使用量削減、適正なブローコントロールによる水使用量削減、冷却効率改善による電力コスト削減など、コストの削減や環境負荷の低減に貢献します。

冷却水用アプリケーション

このようなお困り事・・・・はありませんか?

・効率的かつ安定して冷却水設備を運転したい
冷却水設備を効率的かつ安定して運転するには、適切な水処理プログラムを選定し水質および設備の状況を監視することが重要です。Cooling Water Optimizer(冷却水水質シュミレーター)で豊富なラインナップからお客様の設備に適した製品を選定し、最適な冷却水処理プログラムをご提案いたします。
また、3D TRASAR®で、薬剤濃度の制御や冷却水設備のオンライン監視をすることができます。状況はWeb上でいつでもどこでも把握でき、アラーム設定により異常を即座に知ることができます。24時間365日、専任のエンジニアもアラームを解析しており、解決策をお知らせします。
・冷却水のスケール障害で困っている
熱交換率低下や配管の閉塞リスクを避けたい
開放循環冷却設備では蒸発によって循環水中の硬度成分やシリカなどのスケール原因物質が高濃度になり、水中に溶解できなくなることでなりスケールが発生します。これを防ぐためブロー量で濃縮度を調整します。スケール防止剤を使用するとスケール発生を抑制でき、濃縮度を上げることができます。冷却水処理薬剤3DTシリーズは、蛍光物質を付加したスケール防止剤成分も測定することができ、スケールリスクに合わせた濃度制御をおこない薬剤使用量を最適化します。
・冷却水のスライムコントロールを無駄なく、効果的に実施したい
レジオネラ属菌の対策もしたい
冷却水設備のスライム対策には定期的な洗浄とともにスライムコントロール剤の継続的な添加が有効です。また適切なスライムコントロールはレジオネラ属菌の抑制にも繋がります。
菌数測定キットRapid Bio Intelligenceは一般細菌数を現場で、わずか15分で確認でき、従来の分析のように日数をかけずに微生物による設備汚れの兆候を知ることができます。測定結果は弊社独自のアプリを使いスマートフォンから記録でき、デジタルプラットフォームECOLAB3D®でも確認することができます。
・冷却水処理が不安定になる原因を知りたい
冷却水設備の障害を避けつつ省エネルギー、温室効果ガスの削減、省力化を実現したい
片山ナルコは、MOCアプローチにより解決策をご提案します。
お客様の設備(Mechanical)および運転方法(Operation)を調査し、設備の特徴を把握したのちに、最適な処理薬剤(Chemical)を選定し、管理や監視を含めた解決策をご提案します。また、Cooling Water Optimizer(冷却水水質シュミレーター)で設備の水質をシミュレーションし、現行処理の課題有無を確認することができます。トラブルを避けながら、水使用量の削減、省エネルギー、温室効果ガスの削減を実現します。
また、液体だけではなく固体の薬剤も取り揃えており、作業負荷低減や容器などの廃棄物削減にも貢献できます。